要塞に続く洞窟階段 ラロッシュギヨン城

ラロッシュギヨン城,石灰岩の洞窟会談

以前、クロードモネの家を訪ねた帰り道に(下、その記事です。)
クロードモネの家
すぐ近くのLa Roche-Guyon城にも行ってきました。
以前から行きたかったのですが「お城見学!」と聞くと子供たちは
「えー、、」と浮かない顔をするようになり、なかなか行くことが
出来なかった場所であります。子供が田舎に行っている間にこそ。
(これが日本だと「お寺見学!」この言葉で同じ状況になります。)

パリから西へ車で一時間ちょっとのヴァルドワズ県の小さな村。
「フランスの最も美しい村、Les plus beaux villages de France」
のひとつにあげられているラロッシュギヨン村です。

城の建設は11世紀から始まりました。
このお城の見どころは、丘の上に作られた要塞に続く石灰岩の
洞窟階段です。(戦時には最後の砦となる場所です。)

ラロッシュギヨン城 ヴァルドワズ 要塞 

上の写真の中央上部が要塞です。
城の後ろの山全体が石灰岩で出来ています。
その中をくり貫いて洞窟階段が作られています。まずは城内へ。

ラロッシュギヨン城 城内部 窓

お城内部はシンプルな造り、特に装飾品などを誇示せず。

ラロッシュギヨン城 マリア様礼拝所

内部の小さなマリア様のための礼拝所です。

ラロッシュギヨン城 聖セバスティアヌス像

小部屋のドアをくぐるといきなり現れ、なかなかのインパクト。
おそらくこれは聖セバスティアヌスの像と思います。(未確認)
3世紀のローマで、キリスト教徒であることを理由に皇帝から
死刑を言い渡され、矢による拷問を受けたとされる聖人(かと。)

さて城の上階から洞窟階段へ。

ラロッシュギヨン城 石灰岩の階段 要塞

ラロッシュギヨン城 石灰岩の階段 要塞

ラロッシュギヨン城 石灰岩 要塞 鳩小屋

上は石灰岩(削りやすい)に掘られた鳩小屋の巣です。
鳩は食料として+フンは畑の肥料に重宝されました。

 

ラロッシュギヨン城 石灰岩の階段 要塞

狭くて急勾配、白亜の色が非現実感にあふれています。
これは下から見上げた図。(下っている図ではありません。)
階段はツルツルと滑りやすく、手すりにしがみつきながら。
すれ違う人と「えっまだ、まだなんですかあ??」

ラロッシュギヨン城 石灰岩の階段 扉 尋問用小窓

途中怪しげな扉などもあります、ここで内部者か敵かを見分けるわけ
ですね。尋問用の小窓でしょう、不気味さがツボに来ます。

ラロッシュギヨン城 石灰岩の階段 要塞 尋問用扉 小窓 鉄格子

ラロッシュギヨン城 石灰岩の階段 要塞

やっと要塞上部が見えてきました。足はガクガクです。

ラロッシュギヨン城 城塞上部

前面にセーヌ川、北から攻めてくる敵(特にヴァイキング)を監視する
ための施設としては3世紀からの記録があるそうです。
下にお城のフランス式庭園が見えますね。

ラロッシュギヨン城 城塞からの眺め セーヌ川 フランス式庭園

要塞上部にある、ええ、トイレです。下はお城基礎部分までの断崖絶壁。
中世の要塞城によくあるタイプのものです、冬はさぞかし寒かったかと。

ラロッシュギヨン城 要塞 トイレ 断崖絶壁

この城の見どころはもうひとつ、地下に広がる格納庫。
1994年、フランスがドイツに占領されていた時、ナチスのロンメル将軍が
この城を拠点にして活動していました。
その時にポーランド人の捕虜に命じて、地下を格納庫として改修し、
ドイツ軍の武器弾薬庫として使用しました。
このように無数のパーテーションがあり、とてつもなく広く、
迷路のように入り組んでいます。
庫内にいたのは私一人きり、途中で恐ろしくなって出口に急いだため、
写真を撮るのを忘れました。
下の写真は以下のサイトからお借りします。
http://fr.topic-topos.com/casemates-la-roche-guyon
(Merci pour la photo.)

casemates-la-roche-guyon


チベット仏教センター inフランス

チベット仏教センター,ドルドーニュ,フランス,マニ車

フランス南西部ドルドーニュ県にある、
チベット仏教センター「DHAGPO KAGYU LING」を訪ねました。

中国政府の弾圧から逃れたチベット仏教の僧たちに
1974年、ドルドーニュに広大な領地を持つベンソン氏が自分の土地を
チベット仏教の存続のためにと提供したことから、こちらのセンターが
開かれることになりました。
フランス国内では最大、中心的役割にあたるチベット仏教施設です。
(チベット仏教のセンターはフランス全土に70箇所以上あります。)

チベット仏教センター,フランス,ドルドーニュ,祈祷旗,タルチョー
チベットの5色の祈祷旗、タルチョー。

初めてここを訪れたのはもう15年以上前、仏教徒のフランス人の友人が
夏休みにドルドーニュに修行に行っているから、ということで
会いに行きました。
まだ施設も小さく観光客も少なかった頃、センター内で行きかう欧州人が
皆こちらに微笑みかけてくれるので、横にいるオットに聞いたら、
「僕にじゃないよ、皆君の方を見ている、亡命者の一人と思われてるね。」
と気づき、ちょっと申し訳なくなったことを覚えています。

チベット仏教センター,図書館,大講堂,フランス,ドルドーニュ

今は施設も大きくなり、立派な図書館兼講堂(上)も出来て、毎週日曜には
ガイドツアーも設けられています。

チベット仏教センター,本堂,ドルドーニュ伝統家屋,フランス

こちらが本堂の入る建物。フランス南西部の伝統的な家屋です。

チベット仏教センター,お地蔵さま,フランス,ドルドーニュ伝統的家屋

お地蔵さまもフランスの風景に収まって。

チベット仏教センター,マニ車,ドルドーニュ,フランス

チベット仏教の「マニ車」 観光客もご自由にガラガラとどうぞ。

マニ車,チベット仏教センター,マントラ,ドルドーニュ,フランス

マントラが刻まれています。回した数だけお経をとなえたことに
なるそうです。

ストーパ,チベット仏教センター,フランス,ドルドーニュ

ストーパ、回りを7周しなさい、と教えられました。
横に供えられるキャンドルがキリスト教会のものなのは仕方ないかなと。
専用に作るのも大変ですし、ましてや輸入など。

チベット仏教センター,お坊さん,ドルドーニュ伝統的家屋,フランス

チベットからいらしたお坊さま、後姿だけ撮らせていただきました。
現在は10名ちかいお坊さまがいらっしゃるようです。
先に出てきた友人によると、皆さん着のみ着のままにヒマラヤを超えた
ような経験のある方ばかりだそうです。
センターのサイトです。
http://www.dhagpo.org/fr/presentation