ふたつの信仰を繋ぐ聖なる泉・フランス南西部カペルー教会

ふたつの信仰を繋ぐ聖なる泉・フランス南西部カペルー教会 COLORS-FRANCE.COM nikonD800 フランス生活色彩の記録 capelou dordogne ピエタ像

今回も故郷フランス南西部の古い教会のお話です。
ドルドーニュ県ベルヴェス村にあるカペルー教会、その裏手に立つピエタ像。
(十字架から降ろされたキリストの亡骸を抱く聖母)と守護天使像。
(写真をクリックすると拡大写真がポップアップで出てきます)

ふたつの信仰を繋ぐ聖なる泉・フランス南西部カペルー教会 COLORS-FRANCE.COM nikonD800 フランス生活色彩の記録 capelou dordogne

聖母マリアを祀るカトリックの教会です。
この教会にはある伝説がありまして、

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この教会の裏手にある小さな窪み、この真下には源泉があり、その上に
安置されたピエタ像。(その素朴さがよけいに切ないもので)

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古い言い伝えで、
牛飼いの少年が彼の牛の中の一匹が食欲がないのにとても元気だと。
観察するとその牛はいつも丘の茂みに隠された泉で水を飲んでいたと。

少年がその泉の周りを探ると、中から女性の石像が出てきました。
村の神父に見せ、近くの教会に収めたのですが、なぜか翌朝には像は
消えており、慌てて探すと元の泉の横に戻っていたそうです。
そのエピソードを描いたステンドグラス。

ふたつの信仰を繋ぐ聖なる泉・フランス南西部カペルー教会 COLORS-FRANCE.COM nikonD800 フランス生活色彩の記録 capelou dordogne

その後、この泉の横にカトリック教会を建てることになりました、
1153年のことです。(その後、何度も改築されました)

その「女性像」はいつかはっきりしないのですが、破壊されてしまったそう、
現在は残っていません。

ふたつの信仰を繋ぐ聖なる泉・フランス南西部カペルー教会 COLORS-FRANCE.COM nikonD800 フランス生活色彩の記録 capelou dordogne

その源泉から配管を伝い、教会のすぐ下にあるお堂に、

ふたつの信仰を繋ぐ聖なる泉・フランス南西部カペルー教会 COLORS-FRANCE.COM nikonD800 フランス生活色彩の記録 capelou dordogne

泉の水は引かれています。病気を癒す(特に眼病)と評判を呼び、以来
多くの巡礼者が訪れるようになりました。

しかし、現代でいろいろ考察された結果ですが、その「女性像」は
おそらくマリア像ではなかったであろうと。
現フランスの土地のほとんどが「ガリア」と呼ばれていた頃の
(紀元前からローマ人に進行されるまで)
ケルト系宗教の「地母神・グレートマザー像」だったのでは?
と言われています。
どの土地にも残る太古のアニミズムによる豊かな体躯の女性像ですね。
(その辺の解説も、教会内の展示で語られています。)

そのオリジナルの像が残っていないことが本当に残念です。

この泉も、原始宗教(アニミズム)で聖地として祀られていたのでしょう。
フランスの教会の地歴によくあるケースです。
そして地母神はマリア信仰に引き継がれ、この地を今も守っているのですね。

ふたつの信仰を繋ぐ聖なる泉・フランス南西部カペルー教会 COLORS-FRANCE.COM nikonD800 フランス生活色彩の記録 capelou dordogne 天使像

守護天使像が美しく。両手に持つのはイバラの冠です。

カペルー聖母教会ホームページ

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