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パリの中心マレ地区の北に「 Marché des enfants rouges 赤い子供たちの市場」
と呼ばれる生鮮食品市場があります。
上の写真は昨年の夏にそのマルシェの入口で出会った猫。
けして目を開けず時折か細い声で泣いていて、しばらく近くで見ていたのですが、
すぐ横のビルから出てきた男性が、
「この子ね、もう7歳なんだよ、そろそろ厳しいかなあ、、」と。
7歳、飼い猫だとしたらまだまだ壮年にあたりますが、おそらくこの子はこの市場に
住み着いたノラ猫なのでしょう、7歳とは頑張ったほうなのかもしれません。
市場の表通りの門です。
奇妙な名です、16世紀から18世紀の間、ここには孤児、病気の子供たちを収容する孤児院がありました。その子供たちは真っ赤な制服を着せられていたために、この一角にはこの名前が残っているのだそうです。
この市場は屋根付きで、中には市場とスタンド式のレストランが入っていて国際色豊かなランチが楽しめます。それはまたいつかにご紹介します。
市場の隣には極小の、一説にはパリで一番小さいと言われる公園があります。
鍵はかかっていたりいなかったり、
去年の12月の寒い日、また会えました。
路脇のスクーターの上で。
話しかけると微かに頭を上げましたが、常に伏し目なのはあいかわらず。
そっとしておいたほうがよいので、写真だけを。
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