こちらはフランス南西部のサンシプリアンという古い街。
この7月の初めに開催された「オクシタン祭り」に行った時の写真です。
オクシタンとは・・
昔、フランスの南半分からイタリア北部、スペイン北部、モナコを含む地域は
オック語という言葉を話す「オクシタニア」という自治地域で、4~19世紀までゆるい自治区の立場を保ちました。(その形容詞&名詞)
フランスの北部と南部は民族・言語的にやや系統が違い、スペイン北東部(独立運動の激しい)のカタルーニャ語とオック語はほぼ同族の言葉です。
そのへんを過去記事 故郷オクシタニアの紋章 でも書きましたのでご参考に。
(ブルターニュ、アルザス、フランスバスク地方についてはまたの機会にご紹介したいと思います)
女性陣は伝統衣装で、
男性はオクシタンの紋章入りのスカーフを、
日本にも進出しているコスメブランドの l’occitane ロクシタン、そちらも同じく同郷発の製品です。(南仏プロヴァンス寄りのイメージですね。)
フライヤーはオック語で・・フランス語に近いような遠いような。
「お祭り会場ではフランス語は禁止、オック語のみだって。」と聞きましたが、いえそれは無理、現役で話せる人はもう90代以上ですから。
街の中央の教会の塔、
路上に屋台やレストランが席を並べ、音楽隊の方々も廻ります。
肉屋のマスコットも、
広場で始まった伝統音楽の舞踏会、街の人々なんですけれど、曲ごとに全部振付が違うんですが、皆さんきっちり踊り分けています。
ポーっと見ていたらお爺さんが「アンタ!3X○○のステップ出来る??」と誘ってくれましたが、いえ出来ませんわ、、
フォークロアのダンスミュージック、アコーデオンの音色が華やか。
あ、知り合いの陶芸ショップのお兄さん、オクシタンの紋章のお皿一枚ください。
後ろの赤い水差しも昔彼が焼いたもの。
日も落ちてきたので(22時過ぎ)丘の途中の街を背後に。
お読みいただきましてありがとうございます。
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森田かなさま
ご訪問いただきましてありがとうございます。
縁あって心の故郷になった土地のことをご紹介できるのは大きな喜びであります。
フランスのあまり知られていない場所を巡るのを、自分のためでもあるのですが、
これからも書き留めていきますので、またお読みいただけますよう努力してまいります。
コメントをいただきまして嬉しいです、ありがとうございました。
めるも
楽しく読ませていただきました。