パリには数軒のユニクロ店舗がありまして、こちらはマレ地区にあるユニクロの第2号店、2014年にオープンしました。
2階から撮った図です、左の赤茶色いものは何でしょう、、
店内にそびえるレンガの煙突。ガラス張りの屋根を突き抜けていますね。
この建物は1866年から2010年まで操業していた貴金属の再加工工場を改装したもの。
工場はその後移転することに。取り壊しを検討されましたが、この雰囲気のある歴史建造物を再利用しようと計画が見直されました。そしてその後の店舗計画に名乗りをあげたのが日本のユニクロ、というお話です。
ファクトリーの雰囲気が生かされた内装は、インテリアデザイナーの片山正通氏(Wonderwall)によるもの。
入口のファサードは当時のままに、Traitement des cendres (灰取扱所) 貴金属加工業者、宝石店、時計店から出る廃棄物やゴミを焼却して、灰の中から貴金属だけを取り出す作業所だったそうです。
地下1階には当時の工具が展示されています。(奥にユニクロの服、見えます?)
今「少年ジャンプ」とのコラボ商品が出ているそうで、クラシカルな部屋とのミスマッチで面白く。(2階奥の事務所か居住用と思われる一室です)
正面から入った内玄関。ここからが工場の作業場スペースだったのでしょう。
「Atelier des cendres・ 灰のアトリエ」の表示を残しています。(・・多分オリジナル)
この煙突は通りからは見えないのですが、隣の敷地の中庭公園 Jardin des rosiers-Joseph Migneret(一般公開、入口はわかりづらいです)からはこのように。高さは30mを超えます。
もうちょっと寄りまして。
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