アラブ世界研究所

パリ アラブ世界研究所 ガラスとアルミパネルの外観

パリ5区にある Institute du Monde Arabe、アラブ世界研究所
フランスとアラブ諸国の文化交流を促進するという目的で1987年に開館しました。
アラブ諸国の定義とは・・難しいんですが、主にアラビア語が話される国ということで、現在はアラブ連盟に加盟している20数ヵ国(地域)がこの研究所に参加しています。
(このアラブ連盟というものがその時の国際情勢でメンバーの出入りがあり、今現在は21の国と地域となるようです。)
旅行者の方に人気があるミュージアムではないかもしれませんが、フランスにとってアラブ文化は切っても切れない、避けては通れないものなので(いろいろな意味で、)異文化の混じり具合の一端をぜひ一度ご覧になってください、とおすすめします。

パリ アラブ世界研究所 外観 ガラスとアルミパネル パネルの絞りで外光調整

ガラスとアルミパネルの外観は、アラブの伝統的な窓飾りがモチーフ。
カメラの絞りのような構造で、光の調整が出来るようになっています。
建築家はフランス南西部出身のジャン・ヌーベル氏。

パリ アラブ世界研究所 6基のエレベーター ガラス張り

ガラス張りのエレベーターが六基、最初に最上階まで参ります。

パリ アラブ世界研究所 9階屋上 テラス パリの展望 写真スポット

屋上のテラスよりパリの絶景。これは今年の夏に撮ったもの、
今回も撮ったのですが寂しすぎる色合いになりましてボツ。冬はですねー、

パリ アラブ世界研究所 常設展 15~16世紀のエジプトの旧約聖書 コプト語

では常設展から、15~16世紀のエジプトの旧約聖書、当時エジプトのキリスト教公用語のコプト語で書かれています。そして隣にはアラビア語の訳。
ちょうどこの辺りでガイドツアーのグループとすれ違いまして、コッソリ後をついて解説を聞いていたのですが、学芸員の方が「この大展示室は・・一言で言えばユーロビジョンです!」素晴らしい、キレイなまとめ方。確かに同じ神様を持つユダヤ教、キリスト教、イスラム教が複雑に絡み合った状態の欧州、その大元を垣間見る事の出来る展示物の宝庫です。

パリ アラブ世界研究所 15世紀のコーラン ペルシャ語のコメント入り シリア・アフガニスタン付近

こちらはアラビア語で書かれたコーランなのですが、一行ごとにペルシャ語のコメントが赤文字で入っています。15世紀の現在のイラン・アフガニスタンの国境近くのもの。
(両国ともアラブではありません、難しい、、。)

パリ アラブ世界研究所 2~3世紀のシリアパルミラ遺跡の彫像 ヘレニズム文化の影響

これは最初のほうの展示物なのですが、2~3世紀のシリアのパルミラ遺跡より。
ギリシャのヘレニズム文化の影響のあるレリーフ、墓石の一部だそうです。
シリアは2011年にアラブ連盟の加盟資格を停止されているんですね。(あ、また複雑、)

パリ アラブ世界研究所 チュニジアの花嫁衣裳

華やかにチュニジアの花嫁衣裳。

パリ アラブ世界研究所 アラブ文化の装飾品

アラブ世界の様々な装飾品の展示。

パリ アラブ世界研究所 オリエントのキリスト教2000年の歴史展 ギリシャカストリア13世紀のイコン

今回訪れたのは特別展の「オリエントのキリスト教徒・2000年の歴史」のため。
いやもう圧巻でした、そしてこのミュージアムがこんなに混んでいるのは初めて見たかもしれません。こちらはギリシャの北部、カストリアの13世紀に造られたイコン、エジプトのアレキサンドリアのキリスト教司教 Georges de Cappadoce(4世紀)が描かれています。

パリ アラブ世界研究所 オリエントのキリスト教2000年の歴史展 エジプトのキリスト教説法書 10世紀

こちらは10世紀エジプトの説法書、イエスに授乳するマリアの図。言葉はコプト語と思いますが、すみません、資料が確認出来ません。
私の写真などを並べてもなんですのでこのくらいで。とにかくオリエント(古代ローマから見て東方)のキリスト教とその他の宗教との複雑なやり取りを残す資料がわんさかと出ています。この特別展のコマーシャルスポットです、43秒。(2018年1月14日まで開催)

アフガニスタン料理 Kootchi  前菜 アフガン風サラダ

この研究所を出たあとは異国情緒でぼーっとしてしまいますので、
そんなときに嬉しいレストランがあります、出口から坂を上がってすぐ近く。
アフガニスタン料理 Kootchi、40 Rue du Cardinal Lemoine 75005
アフガニスタンはアラブではないんでしょう!?!?
すみません、そこを言われるとつらいんですが、同じくイスラム教の強い国ということでお許しください。(怒られそうだ、)
ここはパリの日本語情報誌オブニー・パリで知ったのですが(Ovniさん、いつもお世話になっております。)こじんまりとしたレストランで、パリでは珍しいアフガン料理、どのお皿も家庭的で丁寧に作られていて嬉しいのです。
これは前菜のアフガン風サラダ、不思議なスパイスがかかっています、今まで食べたことのない味わいでした。

パリ アフガニスタン料理 ジャガイモのカレー Kootchi

こちらはジャガイモのカレー、今年の夏に来たときにいただきました。
同じく不思議で複雑なスパイス使い、辛くなく、ひたすら香り高く。
バスマティ米の炊き方がとても上手で、この辺日本人はうるさくなってしまうんですが、ふわっと美味しく炊けていて嬉しくなります。

Kootchi アフガニスタン料理 パリ 鶏肉のスパイスマリネのグリル バスマティライス

これは今回頂いた鶏のスパイスマリネのグリル、美味しそうでしょう?
美味しいんですよー、次回もまたこれをいただきたいです。
スパイスがですね、何の組み合わせでしょう?今度聞いてみましょう。

Kootchi パリ アフガニスタン料理 デザート カルダモンとピスタチオのフラン

デザートはピスタチオとカルダモンのフラン、薔薇の香りが華やか。

アフガニスタン料理 パリ Kootchi 店内

アフガンの伝統小物に囲まれて。サーバーさんがとても親切、そしてランチメニュー(前菜・メイン・デザート)が今どきのパリでは珍しいほどに優しいお値段です。

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