冬のベッドを温めた銅製の道具 La bassinoire

ベッドを温める道具 赤い銅製 少女

ちょっと前に義実家の近くで街をあげてのガレージセールがあり、
(これはフランス語で Vide-grenier  屋根裏部屋をカラにしましょう、と
呼ばれる、街の住人主体の蚤の市です。)

義母が「友達が売れ残ったものを預かっておいてくれって・・」と。
見たら、古めかしい奇妙に長いフライパン・・赤い銅の色が綺麗です。

「これは昔、冬の冷たいベッドを温めるために使った道具なの。」
は? 中には何を入れたの?
「真っ赤に燃えた暖炉の薪よ。」 えっ!?

フランス語ではLa bassinoire, Chauffe litと呼ばれています。

ベッドを温める道具 銅製 長い柄付き 1メートルの長さ

長さは柄の部分を入れて1メートル弱。
長い柄を使ってベッドの奥までサッと潜り込ませました。
長く置き忘れると、やはり布団に火がついてしまったそうです。
なんと恐ろしいこと!(リスクが高すぎやしませんか??)

ベッドを温める道具 銅製 蓋の模様細工

開いた穴から熱気が漏れてベッドを温めます。
銅は熱伝導率が良いので、よく使われた素材です。
やんごとなき方々は、さらに熱伝導率の高い銀製のものをお使いだったそう。
だいたい15世紀に現れた発明品で、1950年頃までは現役で使われていました。
だから今でもそこここの家の屋根裏や地下室でひっそりとしまわれていることが多いそうです。
職人さんたちは競って飾り細工に励んだので、可愛いデザインのものも多く見つかります。

ベッドを温める道具 銅製 内側に緑青

パカッと蓋を開けると、銅製品の宿命、緑青が。
緑青は大昔、猛毒だ!と教えられて・・でものちに無害とわかりました。
といっても、いろいろな緑青の落とし方を調べても、やっぱり化学反応が
怖くてなかなか実行に移せません。
写真を暗めにしてごめんなさい、こんなかんじで。

ベッドを温める道具 銅製 横から見た写真 厚さ 少女
再び使ってみる勇気はありません、あ、でもBBQの残りの・・やめましょう。


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