フランス南西部ドルドーニュ県にある、
チベット仏教センター「DHAGPO KAGYU LING」を訪ねました。
中国政府の弾圧から逃れたチベット仏教の僧たちに
1974年、ドルドーニュに広大な領地を持つベンソン氏が自分の土地を
チベット仏教の存続のためにと提供したことから、こちらのセンターが
開かれることになりました。
フランス国内では最大、中心的役割にあたるチベット仏教施設です。
(チベット仏教のセンターはフランス全土に70箇所以上あります。)
チベットの5色の祈祷旗、タルチョー。
初めてここを訪れたのはもう15年以上前、仏教徒のフランス人の友人が
夏休みにドルドーニュに修行に行っているから、ということで
会いに行きました。
まだ施設も小さく観光客も少なかった頃、センター内で行きかう欧州人が
皆こちらに微笑みかけてくれるので、横にいるオットに聞いたら、
「僕にじゃないよ、皆君の方を見ている、亡命者の一人と思われてるね。」
と気づき、ちょっと申し訳なくなったことを覚えています。
今は施設も大きくなり、立派な図書館兼講堂(上)も出来て、毎週日曜には
ガイドツアーも設けられています。
こちらが本堂の入る建物。フランス南西部の伝統的な家屋です。
お地蔵さまもフランスの風景に収まって。
チベット仏教の「マニ車」 観光客もご自由にガラガラとどうぞ。
マントラが刻まれています。回した数だけお経をとなえたことに
なるそうです。
ストーパ、回りを7周しなさい、と教えられました。
横に供えられるキャンドルがキリスト教会のものなのは仕方ないかなと。
専用に作るのも大変ですし、ましてや輸入など。
チベットからいらしたお坊さま、後姿だけ撮らせていただきました。
現在は10名ちかいお坊さまがいらっしゃるようです。
先に出てきた友人によると、皆さん着のみ着のままにヒマラヤを超えた
ような経験のある方ばかりだそうです。
センターのサイトです。
http://www.dhagpo.org/fr/presentation
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