未完の大聖堂 カテドラル ド ボーヴェ

ボーヴェ カテドラル 天井 ステンドグラス 週末にパリから80㎞ほど北にある街、Beauvais ボーヴェに行ってまいりました。
お目当てはこちら、カテドラル サンピエール ド ボーヴェ。(ゴシック式)
(Cathédrale Saint-Pierre de Beauvais)
12世紀に建設が始まり、世界一高い天井48.50mを誇るカトリック教会です。
見上げると圧巻であります。

カテドラル ボーヴェ 天井 ステンドグラス

天井の高さが分かりやすいフル縦長写真を撮り忘れてしまいましたが、、

ボーヴェ カテドラル 柱 ステンドグラス

当時の教会建築は “より高く、より大きく!(ヨソよりね)” という風潮があり、改築につぐ改築、何度も失敗して崩落、再度挑戦するも崩落++資金難、、
もともと建築技術的に無理があったようで、その後は現状維持の補強工事が欠かせない状態に。それで今はところどころがこんな様子です。

ボーヴェ カテドラル バラ窓 補強の鉄骨
ボーヴェ カテドラル 補強の木組み

今は現代建築技術の手が入り損壊の危険はないそうですが、完成させる予定もないんだそうです。
でもですね、そういう人間くささが思い入れを深くするというか、
とりわけ「未完の○○」みたいなものは妙に心をくすぐりますねえ。

ボーヴェ カテドラル 青のステンドグラス 三面

ステンドグラスが美しいのです。
上部のものはまぢかに見ることが出来ず本当に残念。

カテドラル ボーヴェ 天井 ステンドグラス

ボーヴェ カテドラル ステンドグラス 人物モチーフ
ボ-ヴェ カテドラル ステンドグラス 聖職者のモチーフ
ボーヴェ カテドラル 青のステンドグラス マリア像

ボ-ヴェ カテドラル キリスト像 14世紀の大時計

14世紀に作られた時計。彩色は15世紀のもの、今も鮮やかです。

ボーヴェ カテドラル 14世紀の大時計

ボーヴェ カテドラル 14世紀の大時計 内部メカニック 説明写真

その中のメカニックの説明パネル。

ボーヴェ カテドラル 柱 天使が支える

これはその時計の台部分にあった天使(多分)。よく像柱などで上の重みを支える構図がありますよね。たいていはマッチョなオジさんか、長身の美女なんですが、このまだオムツしてる?みたいな天使がいじらしくて気になりました。

ボーヴェ カテドラル 19世紀の天文時計

そしてこちらは19世紀に作られた天文時計。約90000ピースが組み合わされていて高さは12mほど。
52個のダイヤルは季節・月・塩の満ち引き、天体の動きまでを、68個の仕掛け人形はキリスト教徒のテーマ、生誕から最後の審判までを表しています。

ボーヴェ カテドラル 斜めからの全体写真

正面斜め前からの図、左が入口です。

ボーヴェ カテドラル 脇の写真

正面から脇の部分なんですが、ちょっと妙な造りに見えてしまいます。
やはり中心部がもっと奥行きを持つように増築される予定でしたが、途中で計画は打ち切りになったそう。

1940年 ボーヴェの街はドイツ空軍に破壊される 写真 カテドラル上部より撮影

こちらは1940年にカテドラルの上部から撮られた写真です。
ドイツ空軍にボコボコにされたボーヴェの街であります。
ステンドグラスの主要な物は事前に近くのお城に避難させてあり、カテドラルも無傷とはいきませんでしたが、被害は少なくすんだのだそうです。
この美しいカテドラルをなんとしても守ろうという歴代関係者たちの意志の強いこと。
感銘の一言であります。


ヴィンテージ時計 WATEX Swiss

WATEX 腕時計 ヴィンテージ 黒クロコダイルのバンド 少女

この時計は、1960年代にスイスのWATEXという時計メーカーで作られた機械式
(ネジ巻き式)の腕時計です。

30年近く前の話ですが、スイスの時計工房と取引をする先輩の一人が、ある工房の倉庫に眠っていたたくさんの新品のヴィンテージ時計を見つけてしまった、ということで、
「20個ほど譲ってもらったんですよ、」
そのうちの2個がとても気に入りさっそく交渉、全機能調整済み+好みのベルトを付けてもらって、たしか一本一万円だったと思います。
手巻き式のWATEXの時計は、1960年代に盛んに作られましたが、
1970年代のクウォーツ時計の急激な普及により、多くの製品が店頭に並ぶこともないままにしまわれてしまった、ということです。

watex ヴィンテージ時計 黒クロコダイルのバンド

レトロなんですけど斬新。
今の時代には作られそうにないタイプのデザインです。

WATEX スイス ヴィンテージ時計 フェイスカバーの厚み 黒クロコダイルのバンド

フェイスカバーの厚みが見ていただけるでしょうか?
すでに半世紀ほどたっている製品ですが、きちんと動きます。
(いえ、一日で5分くらい進んでしまうのですけれど、)
機械時計の寿命は長いと聞きますので、そうですね、丁寧に使えばいつまで現役でいてくれるでしょうか? 実験中であります。

長く動かさないと痛むので、ネジを巻くのを忘れないためにも、折を見て腕にはめて使っています。完全’無’防水なため、気を付けなければならないし、少々手間もかかりますが、それもヴィンテージの風情ということで。
もう一本、男性用のものがありまして、今修理に出しているのですが、
(フェイスカバーが外れてしまいました、)
無事に戻ってきたらまた写真に残そうと思います。